〔7〕相似図形の長さ・面積(過去問題)


(図)

(類題の問題)


 図で、BC=15cm、DC=6cm、AD=8cm、角ADC=90°です。ADの中点をE、BEをばした線とACの交点をFとします。また、FからBCに垂直すいちょくな線を引いて、交点をHとします。次の問いに答えなさい。
(1)BH:FHを最も簡単かんたんな整数の比で答えなさい。
(2)三角形FBCの面積を求めなさい。
(3)Cを通り、BFに平行な直線と直線FDの交点をGとします。また、GからBCに垂直な線を引いて、交点をPとします。このとき、GPの長さを求めなさい。

   類題は こちら
 相似図形の長さ・面積の問題は2020年度にも出題されてます。
 過去問題は 
こちら(問題文なし)
 類題は 
こちら(問題文あり)

(1)BH:FHの比を求める
 1.三角形BEDとBFHが相似あることを使う



 ADとFHが平行なので、三角形BEDとBFHは山の形の相似な三角形です。だから、BD:EDの比とBH:FHの比は同じになります。
 長さを書き込むとBD:EDが8:3だと分かるので、BH:FHも8:3になります。





(2)三角形FBCの面積を求める
 2.もう一つ相似な三角形を考えることで、FHの長さを求める



 点Cの方から同じように考えると、三角形CADとCFHが相似で、CH:FH=2:3だと分かります。「1」の場合も今度の場合も、FHを表す比は3で同じなので、BCを表す比が10だと分かります。BCの長さは12センチなので、比1の長さは1.2センチになります。
 FHの長さはその3倍の3.6センチなので、三角形FBCの面積を計算することができます。





(3)GPの長さを求める
 3.三角形BDFとCDG、三角形FDHとGDPの2つの相似を考えて、FHとGPの比を求める



 BFとCGが平行なので、三角形BDFとCDGはちょうちょの形の相似になります。BD:CD=2:1なので、FD:GDも2:1です。
 FHとGPが平行なので、三角形FDHとGDPもちょうちょの形の相似です。FD:GD=2:1なので、FH:GPも2:1です。
 つまり、PGはFHの半分の長さで、1.8センチです。





4.おさらい



 始めから通して、動画を見ます。





ページのトップへ戻る