〔5〕集合算(過去問題)
(図)

問題の確認
日本に住んでいる人は1億2000万人で、ある病気にかかっている人の割合は0.1%です。この病気の検査をすると、病気の人を陽性と判定する『感度』は70%、病気でない人を陰性と判定する『特異度』は99%です。
このとき、(1)病気の人は何人? (2)陽性と判定された人のうち、実際に病気の人の割合は何%?(小数第1位まで)
1.(準備1)表を書いて求める
表の書き方を説明します。
2.(準備2)『感度』・『特異度』の意味を確認する
『感度』は上の段で見て、右端の病気の人の合計のうち、左端の検査で陽性の人の割合です。
『特異度』は2段目の段で見て、右端の病気でない人の合計のうち、真ん中の陰性の人の割合です。
3.(1)この病気にかかっている人の人数を求める
病気の人の割合は0.1%なので、1億2000万人に0.001をかけて1万2000人です。
4.(2)陽性と判定された人のうち、本当に病気の人の割合が何%かを求める
『感度』を使って健康な人の人数の内訳、『特異度』を使って病気の人の人数の内訳を求めます。
5.陽性・陰性になった人の合計を出して割合を計算する
健康で陽性になった人の人数を、陽性になった人の合計人数で割り、四捨五入します。