〔7〕速さ(類題1)


(問題)

 Aさん、Bさん、Cさんの3人は、学校の帰りに900mはなれた図書館に寄ることにしました。午後3時30分に同時に出発し、歩くのが速いAさんは3時42分に図書館に着きました。このとき、BさんとCさんはまだ道の途中で、BさんはCさんより72m前を歩いていました。
(1)BさんとCさんの歩く速さの差は毎分何mですか。

 図書館に着いたとたん、学校に忘れ物をしたことに気付いたAさんは、さっきの3倍の速さで走って学校に引き返しました。そして、忘れ物を取ってすぐに同じ速さで図書館に向かったところ、歩いているCさんに追いつきました。そのとき、Bさんはちょうど図書館に着きました。
(2)Cさんの歩く速さは分速何mですか。

(過去問の図)


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 面積図を使って解く速さの問題は、2017年度〔6〕にも出題されています。
 問題は 
こちら

(1)BさんとCさんの速さの差を求める
 1.面積図を使って考える



 Aさんは、図書館まで900mの道のりを12分間で歩くので、Aさんの歩く速さは分速75mです。この12分間に、BさんはCさんより72m長い道のりを歩きます。だから、BさんとCさんの歩く速さの差は、72mを12分で割って、分速6mです。





(2)Cさんが歩く速さを求める
 2.Aさんが、図書館から学校へ引き返し、再び図書館へ向かうときの面積図を書く



 Aさんは、最初の3倍の速さで学校にもどるので、速さは分速225mです。学校に着くのは4分後です。この4分間に、BさんはCさんより、もう24m先に進んでいます。
 その後、Aさんは再び図書館へ向かって走り、Cさんに追いつきます。そのとき、Bさんは学校に着きます。





3.Aさんが再び学校を出てから、Cさんに追いつくまでの時間をにし、Bさんが歩いた道のり900mについて式を作る



 Aさんの走る速さは分速225mなので、学校を出てからみさきさんに追いつくまでに、m進みます。だから、Cさんが歩いた道のりもmです。
 BさんとCさんの歩く速さの差は毎分6mなので、Aさんが学校を出てからCさんに追いつくまでに、BさんはCさんよりmだけ長く歩きます。
Bさんが学校を出てから図書館に着くまでの道のりを考えると、+96=900という式ができます。





4.「3」で作った逆算の式を解くいて、Bさん、Cさんの歩く速さを求める



分なので、Bさんが歩いた時間は、それに16分を足した分です。だから、Bさんの歩く速さは分速46.2mになります。
 Cさんの歩く速さは、それより毎分6mおそい分速40.2mです。





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