〔8〕正方形と円(面積・角度)(類題1)


(問題)


 図のように、一辺の長さが8cmの正方形ABCDを直線EGとFHで4つの四角形に分けたところ、これらは合同な四角形となりました。また、直線EGとFHの交点Oを中心とする円をかいたところ、円は辺ADと図の点Eで交わりました。
 AE=1cm、AI=2cm、BJ=4cmとするとき、次の問いに答えなさい。
(1)円の半径を求めなさい。
(2)4つのあみの付いた部分の面積の合計から、4つの色の付いた部分の面積の合計を引くと何cm²ですか。
(3)次に、2点O、Jと2点E、Iを結びます。角HOJが36°だとすると、角EIJは何度ですか。

(過去問の図)


   過去問題は こちら

(1)円の半径を求める
 1.三角形EHOの面積は、正方形の面積のから三角形AHEの面積を引いて、12.5cm²。







2.三角形EHOは直角二等辺三角形なので、EHの側にもう一つくっつけると、面積が25cm²の正方形ができる。
 この正方形は1辺の長さは円の半径と同じで、5cm。







(2)あみが付いた部分の面積の合計と、色の付いた部分の面積の合計との差を求める。
3.あみが付いた部分と色の付いた部分に、真ん中の白い部分を足すと、それぞれ円と正方形になる。
 だから、円の面積から正方形の面積を引いて、14.5cm²。







(3)角EIJの大きさを求める。
4.三角形EAIと三角形IJOはどちらも直角三角形。
 直角の両側の辺の比が、どちらの三角形も1:2なので、2つの三角形は相似の三角形。







5.角AEIと角AIEの和は90度で、角AEI角JIOは同じなので、三角形EIOも直角三角形になる。
 三角形EAIと三角形IJOの長さの比は1:2なので、辺EIとIOの比も1:2。
 だから、三角形EAI、IJO、EIOの3つの三角形はすべて相似。。







6.角EIA、IOJ、EOIは同じ。その2つ分、角EOJが54°なので、1つは27°
 角EIJは180°からそれを引いて、153°







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