〔6〕(15)三角柱の容器の水位(過去問題)


(図)

(類題の問題)

 図1のような透明とうめいな三角柱の容器に水を入れました。この容器の底面は直角二等辺三角形です。この容器に底面が長方形で、高さが12cmの四角柱のぼうを容器の底までしずめました。すると、水面が上がり、水の深さが12cmになりました。このとき、上から水面を見た様子は図2のようです。
 また、点D、Eは、AD:DB=1:1、AE:EC=1:1となる点で、それぞれ辺AB、AC上にあります。
 この容器にふたをして、この容器を3つの側面のうち、もっとも面積が大きい面を下にして置きなおしました。
 置きなおした容器を三角柱の底面の方からみたとき、棒全体が水の中に入っていたとすると、この三角柱の容器の高さは何cm以下でしょうか。

   類題は こちら

(15)図2のように置いたとき、棒全体が水の中に入っているためには、三角柱の高さは何cm以下か求める
 1.三角柱の底面の三角形と、ぼうの底面の長方形の面積の比を考える





 AD=DB、AE=ECであることに注意して、三角形ABCを同じ形の小さな三角形に分けて考えます。すると、三角形ABCの面積が、ぼうの底面の長方形の面積の2倍だと分かります。



2.面積図を使って水の量を考える






ぼうの底面の長方形の面積と、三角形の棒以外の部分の面積は同じです。棒がちょうど水の中にしずむので、棒の高さと水位はどちらも18cmです。だから、棒の体積と水の量は同じです。



3.図2のように置いたとき、ぼうが水の中にちょうどしずむような三角柱の高さを考える






 BCがふくまれる面を下にして、ぼうの上側の辺DEより下側の面積を考えます。棒の部分の面積は、それ以外の部分の面積の2倍です。
 棒以外の部分の面積をとすると、棒の部分の面積はです。だから、棒の体積は、三角柱の18cmのところまでに入る水の量はです。
 三角柱の18cmより上のところに残りのの水が入ります。18cmより上のところの面積はなので、18cmより上のところの高さが18÷3=6cmでありば、棒はちょうど水の中にしずみます。三角柱の高さがそれより低ければ、棒は水の中にしずみます。
 18+6=24なので、三角柱の容器の高さは24cm以下です。



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