〔Ⅱ〕(2)円柱の体積・表面積(類題1)
(類題1)
〔A〕底面が半径4cmの円で、高さが1cmの円柱の形の積み木があります。
(1)図1のように、この積み木7個を積み重ねて大きな円柱を作りました。この大きな円柱の体積と表面積を求めなさい。
(2)この大きな円柱の表面に色をぬり、その後図2のように積み木を横にずらしました。ずれている部分はどこも、底面の円の面積の4分の3だけ重なるようにずらしてあります。積み木の色のぬっていない部分の面積を求めなさい。
〔B〕同じ積み木を、今度は図3のように台の上に積みました。1番上の段には1個、上から2段目には2個、上から3段目には3個と、下の段にいくにつれて個数が1つずつ増えるように積んであります。また、重なっている部分はどれも、底面の円の面積の4分の1だけが重なるようにしてあります。
(3)積み木を160個使うとき、何段まで積むことができますか。
(4)今積んだ積み木の、上から見える部分と、台にふれている部分の面積の合計を求めなさい。
(クリックすると消えます)
〔A〕(1) 円柱の体積と表面積を求める
1. (体積)円柱は、底面の半径が4cmで、高さは7cm
2.(表面積)展開図を書いて求める
底面は半径4cmの円が2つ、側面は横の長さが半径4cmの円周で、高さは7cmの長方形
〔A〕(2) 色のぬってない部分の面積を求める
3. 1段目と2段目の積み木について考える
1段目の下側、2段目の上側の円の4分の1は、色がぬってない
4. 10個の積み木の、上側か下側の底面の4分の1に色ぬってないので、底面2分の5個分に色がぬってないのと同じ
だから、半径4cmの円の面積の2分の5倍になる
〔B〕(1)160個の積み木で何段まで積めるか求める
5. 表を書いて求める
1段目は1個、2段目は2個と続くので、1から順に数字を足していって160より多くなるところを探す
〔B〕(2)上から見えるところと、台にふれたところの面積を求める
6.上から見えるのは、1段目の円1個と、2~17段目の、両はし2つの円の4分の3、合わせて2分の3ところ
全部を合計すると円25個分
7.台に触れているのは17段目の17個の底面
上から見えるのと合わせて、底面の円42個分